アオシギの観察「水の中を探ってみました」2019年3月2日 茨城県 岸久司                rbwc トップへ戻る

環境と食べ物について以前から気になっていましたが、ついに思い立って孫の網を持ち出して、沢に降りてみました。
異なる二つの環境の水生昆虫等を調べてみました。2か所ともアオシギが飛び出した後、その場所での実施です。
いずれも方法は沢の中に網を入れて、上流から片方の足で泥ごと掻き出して網に入れる。これを約10メートル繰り返す。
➀の環境(画像あり) 沢の上流(標高44メートル)で川幅約5メートル流れがある三面壁。...
 川底はブルック上のコンクリートで箱型(20㎝四方)になっており、上流から流された砂が深さ5㎝ほど溜まっている。小石と落ち葉が点在している。
・結果  ヤゴ12、ヘピトンボ幼虫1、カガンボ類幼虫2、カゲロウの幼虫と思われるもの2
②の環境(画像あり) 沢の上流(標高71m)で川幅は約4メートルやや流れがある三面壁で、川底には小石はなく一面コンクリート、堆積した落ち葉が点在していて、頭上は低木の枝などで覆われている。
・結果  カジカの稚魚9、 カゲロウの幼虫と思われるもの5個体。
今回の感想
➀の環境では嘴を頻繁に砂の中に差し込んでいますので、おそらくヤゴを捕らえ、堆積した落ち葉ではカガンボ類の幼虫も採食していると思われます。
②の環境ではカジカが密集していましたがはたして採食しているかは不明ですが、可能性はあるかも知れません。
いずれにしてもその環境で水生昆虫やその他多種類を採食していると思われます。
ご参考 過去の画像からは、カガンボの幼虫、トビケラの幼虫、ヤゴ、ミミズも捕らえています。調べ終わって沢の壁を登るのに苦労しましたが、何とか這い上がってきました。
そのまま帰れなくてもクイはないかも知れません()

 
20190302