コシャクシギ2個体の観察 2021年4月24日 茨城県龍ケ崎市 岸久司
夕方ちょっとだけ時間がありましたので、車で水田を廻っていたところ、「すれ違ったのはチュウシャクシギとはなんか違う」とUターンして双眼鏡で確認すぐに本種だと確認いたしました。
前回は2004年4月でしたので、なんと16年ぶりの出会いとなりました。
代掻きを終えたばかりの水田をゆっくり歩きながら、おそらく水が入ったため土の中から追い出された虫を探している様子でした。2個体で行動を共にしていました。30分ほどの観察でしたが農作業が入って飛び立ちました。
2個体とも雨覆いには幼羽は見られないので、成鳥かと思っています。摩耗した冬羽の雨覆が目立つ個体と、そうでない個体と、夏羽への換羽状況の差があるようです。
繁殖地はるかシベリア近くのようで、九州や津島では比較的記録が多いので、関東は主ルートではなさそう。「会ってくれてありがとう」とつぶやいて、長旅の無事を願って帰宅しました。