イソシギの行動観察     2007年8月〜2011年3月   記 2011年7月14日 岸 久司

当地では年間を通じて観察できる身近なシギです。
夏は7月中旬より成鳥が見え始めて休耕田や稲のある畔の下などで忙しく採食している光景をよく見ます。
5・6月はほとんど見られないので茨城県より北で繁殖している個体が多いと推測しています。
冬季は蓮田や水路など水が残る場所で少数が越冬しています。
夏の休耕田では他のシギ達の群れには入らずに畔などの水田の端にて単独行動にて採食しています。
飛翔は低く稲穂すれすれに短距離で、風切先端を胴体より下げて体全体を震わせるように飛んでいます。
風切の白帯は肉眼でも観察できます。