第193回市内タカ類観察会 たつのこ山 2012年9月16日 9時00分〜11時00分 曇り
探鳥メモ(根本信二)
早朝の天気予報を確認すると、午前中は何とか雨が降らずにいてくれそうである。昨日の下見でサシバ5個体を観ているが、渡りを確認していないので滞留個体の出現を期待した。午前7時に山頂に着いてみると、弱いながら北東の風が吹いている。7時25分過ぎに滞留のサシバ2羽の飛翔姿を確認した。その後、観察会開催時刻9時までに何度が姿を見せてくれた。担当からの説明が済んで暫く後、南西方向に上昇飛翔する個体を見つける。姿を確認すると、翼下面の特徴からノスリと断定した。その暫く後の10時12分、南方向距離約800Mの所で続けてサシバ2羽を確認した。幼鳥と判断された1羽は樹上に長く留まり、参加者全員が姿を確認した。その後、東側でもサシバ2羽の飛翔姿を確認できた。タカ類の渡りは、気象条件にも大きく左右されるので、観察会当日の時間内にその姿を目にすることは難しい。本日、近い距離でのサシバとの出会いは幸運であった。