タマシギの観察      2006年〜2010年          記  2011年4月10  岸 久司


タマシギの繁殖期は5月〜9月までと長く観察の機会はやはりこの時期が主となります。
田んぼの中は稲が成長するので雛達は父親とともに隠れながら生活できる。
当地では少数が越冬しているが個体数は夏に比べて少ないので多くは温かい本州南部へ
移動していると推測されます。
近年水路のコンクリート化により田んぼが分断化されて雛は移動できなくなっている、
またいったん水路へ落ちたならは上がっては来れないので繁殖に影響が出るのではと心配しています。
ここ数年会える機会が少なくなっていましたが2010年7月には狭い範囲で3つがい観察できてほっとしています。



父親とはぐれた雛、壁を超えられない