「タマシギの繁殖環境について」 2020年8月28日 茨城県龍ケ崎市 岸 久司 RBWCトップに戻る
本来は水が浅く入った休耕田が最も好まれる環境かとおもいます。画像のように水草がまばらにあり、草を集めて営巣し、水生昆虫を採餌できるような水田は市内でもめっきり少なくなりました。たまたま7月に好まれる環境の水田が一ケ所、見つかりあり時々覗いていましたが、一昨日ツガイで採餌しているところを確認しました。翌日には周りの水田が稲刈りの為、水を抜いていたので、この場所も干上がって、見当たらなくなりました。時期的には本種の繁殖はまだ可能な期間とは思いますが、毎年8月末ぐらいから稲刈りが始まるので、水のある水路などへ移動していくものと思われます。多くのタマシギは休耕田ではなく、6月ごろの早苗の背丈が伸びたころの水田の中で繁殖していると思われます。