チュウサギ |
龍ヶ崎市と藤代町との境を流れる小貝川周辺には、自然の状態の「中洲」や「岸辺」がまだまだ、たくさん残っています。8月から10月初旬までは、川原代近くの中洲には子育てを終えたサギ達が、一面真っ白になるほど集まってきます。夕方、四方から少しづつ集まって来たシギ達が一度は岸辺に集まり、一瞬にして「ねぐら」としている中洲へ飛び立ち乱舞する光景は圧巻の一語につきます。
しかし、いろいろな鳥を見たい方々には、「藤代町総合公園」周辺をお勧めします。藤代町の東北部、小貝川の側あり、体育館、野球場、テニスコートなどのある広い公園です。芝生に覆われた大きな築山には、シーズンですと巣立ちしたばかりのヒナ鳥を連れたムクドリが大勢で餌を探している光景を見ることができます。
築山の下を歩いて堤防の上に出ると、小貝川と両岸に広がる河川敷を一望することができます。階段を降りるト、差ほど広くないものの森を思わせるほどに高木が茂り、ヒヨドリ、シジュウカラ、コゲラ等を見ることができます。
そのまま川の方に行くと、小さな池があります。静かに、ゆっくりと行きましょう。藤代町の鳥「カワセミ」を見る確率の高い場所です。川のそばまで行って見ましょう。9月初旬からは川の水も少なく両岸にできた砂地には、たくさんのチドリ、サギ類が餌を探している姿があります。
整備された道まで戻りましょう、ときどき車も通行しますから気を付けて下流(国道6号線)の方へ移動します。先程の森をぬけると川と道の間に葦やススキ、低木の茂みが続きます。冬場、道の反対側ではすっかり花を落としてしまったハーブとコスモス畑でジョウビタキ、ベニマシコ、アオジ、カシラダカが、また堤防の草地ではツグミ、ムクドリ、カワタヒワが忙しく食事をしています。
茂みの小道で川岸の方へ行って見ましょう。水の流れが穏やかな所では、マガモ、コガモ達が休んでいます。向う岸の砂地を注意しましょう、運が良ければ、クイナ、ヒクイナを見ることができるかもしれません。前方に橋が見えて来ました、小貝川橋です。ここで引き返すことにしましょう。
スタート地点からおよそ1.3キロの距離です。
1 観察できる野鳥
通年 カワセミ、シジュウカラ、コゲラ、ヒヨドリ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、ムクドリ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、イカルチドリ、アオサギ、ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、カワウ、カルガモ、チョウゲンボウ 春・夏 ウグイス、ヒバリ、コチドリ、シロチドリ、オナガ、オオヨシキリ、コヨシキリ、セッカ、チュウサギ、アマサギ 秋・冬 ツグミ、アカハラ、アオジ、ジョウビタキ、ベニマシコ、カシラダカ、モズ、シメ、マガモ、コガモ
2 行き方
車のみ・・・国道6号線「藤代町役場東」交差点を北側(伊奈町方面)へ入り、約2キロ右手に消防署、3 案内略図(茨城県藤代町発行)
体育館、この間を右折すぐに駐車場(150台駐車できる)
(注意) 観察の途中にトイレはありませんので、駐車場のトイレを利用しておきましょう。
途中の道路は車も通行しますから充分注意すること。