龍ヶ崎周辺は、春と秋にシギ・チドリ類の野鳥が旅の途中に立ち寄る通過地点となっています。以前はたくさんあった湿地が少なくなり、そのかわりに最近では休耕田が次の旅に備えて体力を付ける格好の場所となっています。そのため、利根川や霞ヶ浦周辺を目指して渡ってきたシギ・チドリ類が休耕田で多く観察されるようになりました。
利根町、河内町、新利根町、桜川村、東町は、茨城県内でも最も盛んな稲作地帯です。数年前からは減反政策で休耕する田んぼにシギ・チドリ類がたくさん入るようになりました。
春の4月から5月にかけては、夏羽のきれいな成鳥が見られます。特に、田植えの終わった田んぼにたくさん入っており、見つけやすいです。もちろん休耕田でも見ることができます。また、8月に入ると、もうヒナを連れたシギ・チドリ類が水の入った休耕田に現れます。水が入った休耕田を探すことは大変ですが,見つけるとそこはシギ・チドリ類の宝庫です。
この地域で見られるシギ、チドリ類は、次のとおりです。
タマシギ、ハジロコチドリ、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、ムナグロ、ケリ、タゲリ、キョウジョシギ、トウネン、ヒバリシギ、オジロトウネン、アメリカウズラシギ、ウズラシギ、ハマシギ、エリマキシギ、キリアイ、ツルシギ、アカアシシギ、コキアシシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、クサシギ、タカブシギ、キアシシギ、イソシギ、ソリハシシギ、オグロシギ、チュウシャクシギ、タシギ、セイタカシギ、アカエリヒレアシシギ、ツバメチドリ、ハイイロヒレアシシギ、オオジシギ、チュウジシギ、コジャクシギ 今年の新顔・・・サルハマシギ
尾
崎 |
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サルハマシギ
アカエリヒレアシシギ1、2、
オグロシギ エリマキシギ |
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山
根 |
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サルハマシギ アカエリヒレアシ、
イソシギ、
アオアシとエリマキ、 キアシシギ
コアオアシ、 ムナグロ、 ヒバリシギ |
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トウネン ツルシギ ウズラシギ
タカブシギ
セイタカシギ求愛行動 |
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「気を付けること」
田植え、稲刈り時期とシギチの渡りが一致しますので、 休耕田巡りは農家の方々に迷惑を掛けないようにしましょう。 特に、多くの車で農道に隣接する探鳥地を巡るときは気を付けましょう。
春は田植えが終わってから、秋は稲刈り前か後が良いでしょう。田植え、稲刈り最中の探鳥は遠慮して下さい。
(参考)
霞ヶ浦周辺では コアジサシ、クロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシ等も見られます