浮島草原(桜川村)  

 
 新利根川が霞ヶ浦に流れ込む河口に広がる約60ヘクタールの低湿草原が、地元で「妙岐の鼻」と言っている草原です。霞ヶ浦南東端に位置し堤防を堺にして田んぼが広がっています。植生はカモノハシ、ヨシ、アゲスゲ、を主にテンツキ、チゴササなどもあり、全域に均一的に混生しています。中には幾筋かの水路に生えるヨシは良く伸びています。ここは昔から村民の採草地で屋根茅材料に利用されていました。

 コジュリンが初めて学会に報告されたのは1863年(文久3年)でブラキストン氏によって函館で採集されたものによる。このため学名がEmberiza(ホオジロの仲間)Yessoensis(エゾ=北海道)と名付けられたことは有名である。その後、昭和36年7月に霧ケ峰高原で信州大の中村登流氏により繁殖が確認され、その生態が調査された。しかし昭和45年後以降全く観察されなくなった。 浮島草原においては、昭和40年9月に池谷奉文氏により発見され、翌年の昭和41年5月、海老原龍夫により繁殖が確認された。




 春の草原では早くもコジュリンは夏羽になり、枯草や竹などにとまって鈴を鳴らすような爽やかな囀り声を聞かせる。初夏ともなるとセッカ、オオセッカ、コヨシキリ、オオヨシキリやカッコウも鳴き出す。ヨシゴイは葦中から飛び出す。以前はオオヨシゴイが良く観られたが最近では非常に少なくなった。



コジュリンは葦の葉の先のソングポストで盛んに囀り、野鳥の大合唱は見事な物です。バン、オオバンやカルガモも繁殖します。付近の休耕田や干拓地ではチドリやコアジサシが繁殖し渡りの季節には、沢山のシギチドリが観察できます。 秋になると葦原はツバメの塒になり、ショウドウツバメも飛び交い、寒くなるとチュウヒ、ノスリ、トビ、ハヤブサ等ワシタカ類も良く見られます。




コジュリン(雄)

囀っているコジュリン



交通地図参照
 常磐線土浦駅から国鉄バス江戸崎行きに乗り(約50分)江戸崎で佐原行きにのりかえ(40分)押堀下車。「オッポリ」で下車すると前の流れが新利根川で、橋のたもとを川に沿って河口へ下ると左側に食堂(水神屋)がある。それに続く家並みが押堀集落で、終わるところが急カーブして土堤の道になり、一直線に1,5qほど歩いたところに野鳥観察舎がある。 車では潮来街道を鹿島に向かい、押堀で左折する。













アフターバードウオッチング

蓮根は体にやさしく、人に福をもたらす食べものとして、栄養価が高く、縁起がいい家庭の必需品です。シャキッとした歯ごたえと独特の味わい。食卓でおなじの蓮根は、じつは、すぐれた滋養食品でもあるのです。各種ビタミンをバランスよく備えているだけでなく、強壮剤に配合されるアスパラギンやアルギニン、アルカロイドなどもその成分。蓮根を食べると滋養がつき、記憶力がよくなったり、体力が戻ったり、葛湯にして食べると、胃腸によく、せきやたんの鎮静効果があるといわれます。また、こうした滋養面での有用さに加えて、蓮根の特長である穴は「見通しがよい」「先がみえる」と縁起のいい食べものとして定着し、正月などになくてはならない必需品となっています。 蓮根にはレモンに匹敵するビタミンCやカリウムやルチンやタンニンの成分などが多く含まれています。とくに、カリウムは、可食部100g当り2.1gを含み、成人1日の摂取量を賄っています。カリウムは尿素代謝に関係し、腎臓の負担を軽減し、エネルギー代謝を活発にする作用があるといわれます。また、蓮根の切り口から出る白い糸は、水溶性の繊維質でサツマイモとほぼ同じ量の植物繊維を含み、消化を促進し、便通をよくします。コレステロールや糖質が体内に残るのを防ぎ肥満、高血圧、糖尿なでの生活習慣病にも高い効果があります。 
途中の道路の脇に無人の野菜売り場があり、小袋100円で蓮根が買えます。