ビンズイとタヒバリ 2011年1月つくば市内公園 岸 久司
2種ともに冬鳥で大きさと羽模様がよく似ていることからしばしば見間違えることがあります。
2種ともに少数の群れを作ることが多い。
生息環境
ビンズイは明るい松林など林の中やその縁での生活が多い。公園などでは人が近づくとすぐ上の枝にとまって
一時避難し、遠ざかるとまた同じ場所へ降りてくる。枝の上を歩くこともできる。
タヒバリは明るい畑での地上生活を主として生活し木の枝にとまることは少ない。
以上により2種は生息環境が異なっているが市内の龍ヶ岡公園では共存していることもある。
識別点
ビンズイはタヒバリに比べ背中は深緑色で胸からお腹の白色はより白く見え黒色の縦班は目立つ。
顔の後ろに白い斑がある。
タヒバリの背中はビンズイに比べ褐色味がありお腹は純白ではなく濁っている。お腹の黒班はビンズイほど目立たない。
春頃に見られる個体は全体に赤茶色味が強くなる。
5月のビンズイ(奥日光)
「龍ヶ崎市の野鳥をしらべる・10年間の記録」の報告書2015年1月1日